ピラティスとヨガの違いとは

ピラティスとは

ピラティス

ピラティスはジョセフ・ピラーティスが20世紀前半に開発したエクササイズです。

体の強化と調整を目的とした体系を行います。

姿勢やアライメントを確認し、主要な群筋を使い、正しい呼吸に集中しながら運動をする回数を数えます。

これらを同時に行い、集中することは、ストレスの多い現代の生活を矯正するにはうってつけともいえる方法です。

ピラティスは年齢制限はありません。また、様々な病気や怪我で回復に向かっている人も行うことができます。

どのような人にも役に立つことができ、病気が怪我をした後すぐにピラティスを始めることで、筋力や柔軟性も高めることができます。

ピラティスは骨がどう動くのか、筋はどう動くのかも考えながら行います。

呼吸に関しても正しい呼吸をすることが大切となっています。

また、姿勢についても大切です。

姿勢が悪いと筋のバランスが悪くなってしまったり、位置がずれてしまい、筋が本来の機能を果たせず、胸椎や腰椎が損傷する可能性があります。

それらをただすためにもまず、姿勢の問題に取り組むことがあります。

ヨガとは

ピラティス

ヨガは古代インドの治療法で、静的なエクササイズ、ポーズをとります。

深い呼吸とリラクセーションを土台としており、筋を強く、長くし、心・体・精神全体のバランスを整えることを目的としています。

ヨガにはいくつかの流派があり、活発な有酸素運動を行うところもあれば、穏やかで、瞑想に似たものもあります。

ストレスの副作用に苦しむ人に有効とされ、ぜんそくや鬱、不安の軽減にも役立ちます。

 

ピラティスは自分の体の動きを意識して、筋をどう動かすかなど考えながら行うエクササイズです。

一方ヨガは精神的な面を重視したエクササイズです。

動きは似ているところもありますが、本質は全く違うものとなっています。

ピラティスは姿勢を正す、筋肉をつける、筋を鍛えることで怪我の防止につなげるなど、体を動かすことに重点を置いたエクササイズですが、ヨガはじっくりと筋を刺激し、精神をリラックスさせることに重点を置いています。

呼吸法も全く違っており、一見似たように見えますが全く違うものとなっています。

それぞれ効能が違うため、自分が何を求めているのかを見極める必要があります。

自分自身のコンディションを整えたい人はヨガ、骨のゆがみや筋力不足により体調不良を改善したいと考える人はピラティスを選びます。

ヨガ、ピラティスともに、すぐに効果が出るものではありません。

どちらも短時間での効果を期待せず、継続して行うことが大切です。