ピラティスに合ったヘアスタイルを

ピラティス ピラティス

ピラティスをやるときに髪の毛はどうする?

ピラティスでは、ジョギングやランニング、ダンスなどの有酸素運動のときのような動きはありません。しかし、マットの上に仰向けになる・うつ伏せになる・四つん這いになる、など様々な動きをします。他の運動ではあまり問題にならないような髪型ですが、ピラティスでは時折問題になることもあります。マットの上での運動であるから故の問題がたくさんあります。そのため、ヘアスタイルに気を付ける必要があります。

ショートヘアの場合

髪が短い方は、首の動きを髪の毛が邪魔をしないのならばそのままの状態でも構いません。ピラティスのマットで仰向けになり、首の骨(頸椎)をニュートラル・ポジションにした状態から、頸椎を屈曲させる「クラニオ-ヴァーテブラル・フレクション(ヘッド・ノッズ)」と言われる動きを行うときに、髪の毛が肩の下敷きになってしまって頭が固定されてしまって動かない、など髪の毛によって動きを妨げられる場合は、髪の毛を結んでください。

クラニオ-ヴァーテブラル・フレクションの動きを邪魔しない長さなら、結ばなくても他の動きであっても髪の毛によって動きが妨げられることはありません。

四つん這いの状態になったときに、顔に髪の毛がかかったままエクササイズすることになることを避けたい場合は結んでください。

ピラティスでは、マットの上に完全に体がついた状態でエクササイズをすべて行うことはあまりありません。そのため、どの体勢でも髪の毛が邪魔にならないように事前に気を付けておく必要があります。

ロングヘアの場合

髪の毛が長い方は、結んでピラティスを行うことを勧めます。レッスンに参加してピラティスをする場合、インストラクターは頸椎の状態もエクササイズのときに気を付けて指示を与えます。そのため、髪の毛で頸椎部分が隠れてしまうと指示が与えづらくなり、動きによってはきちんと曲げられなかったりカーブが正しくなかったりすると首を痛めてしまう、もしくは肩周りを痛めてしまう可能性が高くなります。

髪の毛を結んだとしても、クラニオ-ヴァーテブラル・フレクションの動きをしてみて、体の下に結んだ髪の毛を敷いてしまって、動きを妨げないようにする必要があります。

また、仰向けの状態になったときに、結んだ髪の毛によって頸椎のカーブが変わってしまう場合があります。頭のトップに近い位置に結ぶか、低い位置に結ぶと、髪の毛によってずれてしまう本来の頸椎の状態を避けることが可能になり、ご自身の頸椎のカーブを自然な状態に保つことができます。

ヘアスタイルで楽しく

ヨガをやっている方がよく使用している「ヘアバンド」は、ピラティスで使っても動きを妨げません。簡単に髪をまとめられて、カラフルで華やかなヘアアレンジをすることができます。

他にも、動きを邪魔しないヘアスタイルはたくさんあり、ネットで検索すると様々な長さに合わせたアレンジが紹介されています。
ヘアアレンジの際に使うことの多いヘアピンについてですが、ヘアピンは安全面からするとあまり好ましくありません。外れてしまう可能性があること、また外れてしまったときに万が一のことがあればとても危険なものになります。できるだけゴムやバンドでの髪の毛のアレンジを意識してください。

自分が楽しくピラティスをできるように、ヘアスタイルやヘアアレンジにこだわることもおすすめです。