ピラティスは食後にやっていい?
エクササイズは行う時間について様々な意見がありますが、最も避けるべき時間帯があります。ピラティスも心拍数はあまり上がらない激しくはないエクササイズとはいえ、体を動かすことには変わりがないので、食事の時間は気を付ける必要があります。
ピラティスを行うのは、食後すぐは選択しない方が良いでしょう。食後は消化を行っている最中のため、体を動かすことは避け、安静にしていることが望ましいためです。この時間帯にエクササイズを行うと、消化活動に使うためのエネルギーが運動を行うことへのエネルギーに使われてしまうため、消化不良を起こしやすくなってしまいます。
食事を多くとってしまったからすぐ消費したい、という場合でも、食後にすぐ食べた分のカロリーの消費活動を行うことは体にとって良い影響はあまり与えることはできません。また、食べ終わってすぐに運動したからと言って消費カロリーが時間を空けてから行った運動に比べて多くなることはありません。
食事を食べ終わり、消化が終わってからピラティスを行うことが体にとってベストです。
空腹時にピラティスをした方が良い?
空腹時にピラティスを行うことも望ましくありません。空腹では、筋肉をつけるために必要なエネルギーが枯渇している状態のため、筋肉をつけて体を引き締めるつもりが、筋肉を削っていってしまっています。空腹状態での運動は脂肪をより燃やしやすくなっている、という説もありますが、筋肉を減らしてしまう割合の方が大きいです。
せっかく運動をしているのに、逆効果になっている状態です。これはできるだけ避けるべきと言えるでしょう。
ピラティスを行う前に、フルーツや米といった消化の良い糖質をとることが効率よく体を作ることができます。
ピラティスと食事内容
ピラティスは、インナーマッスルを鍛えることがメインとは言え、体を動かし筋肉に刺激を与えている運動です。そのため、しっかりとバランスの良い食事を摂ることが必要です。
筋肉にはたんぱく質、という知識は広まりつつありますが、筋肉を作るのはたんぱく質だけではありません。
たんぱく質を吸収する補助として、炭水化物を摂取する必要があります。炭水化物は避けるべき、という低炭水化物・高たんぱくの食事の推奨はありますが、急激に体重を落とす必要がない場合、または健康を損ねることなく体を引き締めたい場合は、適度なエネルギーを摂ることが重要です。
たんぱく質・炭水化物・脂質、すべてを個人個人のレベルに合わせてバランスよく摂ることが、理想の食事です。
ピラティスと食事の時間
ピラティスを行う前に食事をするときは、消化の速いものを最低でも30分前に摂取するか、食後2時間以上空けることを勧めます。
ピラティスは体幹周りを中心にエクササイズを行うため、胃に負担のかかるものを食べると消化不良になる可能性が高くなる他、エクササイズ中に気分が悪くなってしまう可能性も高くなります。
また、ピラティスを行っているときに汗をたくさんかく方は、水分補給をしっかりと行うことが望ましいです。
ピラティスのレッスンでは水分をレッスン場に持って入ることもできるため、練習の合間でものどの渇きを感じたら飲むことを心掛けることが大切です。