ピラティスの上達への順番

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ピラティスを上達するための順番は?

ピラティスは「頭を使ったエクササイズ」とも言われるほど、様々な部位に意識を配り動くエクササイズです。

そのため、一見見ると簡単そうな動きであっても、初めてやってみると手足の動かし方や腹筋の使い方、呼吸の仕方に戸惑うことが多々あります。

しかし、ピラティスは基本をしっかりと身に付けると驚くほど上達します。また上達した後も動きの改善すべきところを気付くことができるようになり、さらに体をうまく使うことができるようになります。

ステップ1:呼吸

ピラティスを上達するためには、まず呼吸法を体になじませることが最初のステップです。

ピラティスの呼吸は日常生活で行う呼吸に比べるとたくさんの筋肉を使って行われます。

また息を吸うときも胸郭を横に、さらには後ろに広げるようにするため立体的な呼吸をします。息を吸っているときにも腹横筋を伸ばさずに平らな腹部のまま行います。

息を吐くときは脱力するのではなく、腹斜筋や腹横筋、骨盤底筋を引き締めて、胸郭を締めるようにして吐きます。

この呼吸は慣れていないと、エクササイズ中に忘れがちになります。しかし、ピラティスではすべてのエクササイズにおいて呼吸が重要視され、またピラティスの効果を最大限に出すためには必要不可欠なものになっています。

ピラティスをする上で、まず呼吸を身に付けることですべてのエクササイズを効果的に行うことができるようになり、非常に速く上達することができます。

ステップ2:プレップ(Prep)

最初からモディフィケーションに頼らずにエクササイズを行うと、手足のコーディネーションが上手くいかないことがあります。

そのため、間違った体の動かし方を覚えてしまい、ピラティスの恩恵を受けるどころか怪我をしてしまう可能性も高くなってしまいます。

エクササイズでは最初のステップとしてほとんどのエクササイズで「プレップ」が用意されています。

このプレップを行い、複雑な動きを加えていないエクササイズを体に覚えさせることで基本的な動きに対応できるようになり、複雑な動きを加えても対応することができるようになります。

プレップはアレンジを加えていないエクササイズとも言えますが、決して筋力を必要としない簡単なものではないため、プレップだけでもピラティスの恩恵を十分に受けることが可能です。

ステップ3:モディフィケーションなしのエクササイズ

ピラティスではひとつひとつのエクササイズにより筋力を必要とするチャレンジのようなモディフィケーションと、プレップのような簡単な動きにしたもの・または筋力の足りない場合に強度を落としたものがあります。

プレップなどで十分対応できるようになったら、プレーンなエクササイズへとステップすると適切なレベルのピラティスをすることができます。

難しいものだと感じたら、ステップ2に戻ってみてしばらくエクササイズを行うと、ステップ3に移る際にスムーズに進むことに気づくことができます。

ピラティスはすべてを同時に行おうとするととても難しいエクササイズに思えますが、順番を意識してステップをクリアしていくと、必ず身に付けることができます。